教育学合同ゼミを受講している学生、卒論に向けて研究を進めている学生たちが、定期的に近況や情報を発信します。
金曜日の夕方頃、A2棟跡の広場でキャッチボールをしています。教員もたまに参加します。写真は院生の田中くんと4年生の真鍋さん。真鍋さんはメキメキと実力を上げています。
頭も心も身体も動かすゼミを目指します。一緒にキャッチボールしたい人、募集中です。
可能であればグローブ持参で、金曜日の夕方頃(不定期ですが)に森岡研究室に来てください。
森岡次郎 2018.6.8
生涯学習支援のゲストスピーカーとして、ニュージーランドに20年以上住んでいらっしゃるソーシャルワーカーのYasue Hirao Parkerさんからお話を聞かせていただきました。
301講義室に入った瞬間、赤い髪とカラフルなファッションのやすえさんを見て胸がワクワク。その後、学生と先生が20人ほど集まりました。
やすえさんが笑顔で話し始めると、風が吹いたように場の空気が変わります。" Life is colourful " だというやすえさん。ソーシャルワーカーという仕事を選んだ人生の経緯を活き活きと語って下さいました。
アフリカでのボランティア体験から「本当の支援とはなんだろう、一方的に何か物をあげたり、何かをしてあげることが本当にempowermentになるのだろうか?」という疑問を持ち、ニュージーランドに移住後に大学に進学し、沢山の仕事の経験を経て、現在は政府から認められたソーシャルワーカー(Registered Social Worker)という資格を持って働かれています。
具体的な対人支援・社会的養護の経験を聞かせていただき、受講者が多くを考える機会となりました。いつまでもみんなの疑問は止まらず、質問の嵐でした。みんなの深く考える顔が印象的でした。
教育福祉学類では、社会福祉士の試験勉強に留まらず、実際に働かれている人の経験を聞けたり、みんなとディスカッションしたり、と深く考える機会が沢山あります。 私自身ニュージーランドに2年住んでいましたが、やすえさんからお話を聞かせていただき、改めてニュージーランド社会や福祉を考える機会となりました。やっぱり教福に入って良かったなぁと思った1日でした♪
野道夏生 2018.5.29
みなさんこんにちは!吉武研究室所属4回生の中川です!
4回生では卒業論文に向けて活動しています。
吉武研究室の学生のテーマはスポーツや演劇であったりと様々です。自由にテーマを設定することができるため、学生間で様々な意見が飛び交います。なので自分1人では気づけなかったことによく気付かされます。日々悩み、もがき、葛藤していますが、納得できるものに仕上がるよう各々頑張っています。
今年の吉武研究室の特徴は男の子3人!と例年にない組み合わせです。
教育福祉学類は女の子の比率が高いのにもかかわらず、偶然このようになってしまいました。まるで男子校のようです、暑苦しいです。笑
現在就職活動真っ最中ですが、報告会や雑談も兼ね合いながらわいわい過ごしています! また気軽に研究室に足を運んでみてください。教授、研究員一同お待ちしています!
2018.5.15
4回生が始まって1か月ほどが過ぎました。4回生の教育学合同ゼミでは、学生は5人の先生のうちいずれかの研究室に所属し、1年間をかけて卒論を完成させていきます。ゼミによって進め方は異なりますが、森岡先生のゼミではいま、各週に2人が自分の関心に沿った文献の内容をまとめて発表し、それぞれの人の卒論テーマについてみんなでじっくり考え、意見を出し合いながら深めていく段階です。
GW明けの出来事といえば、教育学ゼミのメンバーのひとりである西尾さんが、ピースボート地球一周の船旅に出かけていったことです!106日間かけて、北欧を中心とするヨーロッパ、北米、南米、アジアの地域など…約30か国を回るそうです。想像しただけでわたしもわくわくです!
西尾さんはこれまでのゼミで、“教育の目的”や“学び”って何だろう、という疑問をひとつの関心として挙げていました。例えば、受験のためや専門の資格を取るためなど、あらかじめ決まった将来の目的に達するために半ば義務としてこなしていく学びは多くあるけれど、ゴールを設定せず、いま目の前にある学びそのものを楽しめるような教育のかたちもあるんじゃないのかな…?ということを考えているようでした。
今年休学して旅に出た西尾さんは、世界を回っていろんな人やもの、景色に出逢いながら、そんな教育のかたちを探求してくるんじゃないかなあ…と思ったりします。帰国後、旅のなかで西尾さんにとってどんな学びや出逢いがあったのか、たくさんお話を聴かせてもらえることが楽しみです。^ ^
教育学ゼミのメンバー以外にも、いろんな学生や先生が、西尾さんにいってらっしゃいのメッセージを書いてくれました。
2018.5.11
3年生から始まる教育ゼミでは最初の3週は、学生それぞれが現時点で持つ関心テーマを3つ挙げ、教員も交えた質疑応答の中でそのテーマに対する視点を深めていきます。今日はその2週目。 時にはあるワードに教室全体が湧くこともあり、一人ひとりが何かひっかかるものを持ち帰った様子でした。
ある学生から「教育が違うのは国が違うから…って割り切れる話なのか」という声がありました。異なる風土や価値観、政治の在り方が教育にも大きな変化をもたらすのは確かです。でも、"国"という枠組みを越えてもなお通じるものはあるのではないでしょうか。私は、この学生の問いを聞いて、教育を「人間の本質」という部分にまで掘り下げて考えていく必要を感じました。深いナァ!
小林和日 2018.4.17