教育学合同ゼミ・共同研究について
教育学合同ゼミについて
3年次(3ゼミ)前期の教育学合同ゼミでは、小グループに分かれて、学生全員が5名の教員の研究室を2週間ずつ、10週間かけて巡ります。3年次後期には、自分の研究テーマや研究方法に即して教員を2名に絞り、(後期の)前半・後半に分けて、5,6週間ずつゼミを行います。3年生の終わり頃には、1年間の合同ゼミを受講した経験に基づいて、研究テーマや研究方法を勘案しながら、指導教員を決定します。
4年次になると、研究室ごとの卒論指導(ゼミ)が中心となります。とはいえ、それまでの合同ゼミが解散する、ということはありません。複数の卒論ゼミに出席する学生もおり、10月頃には卒論中間発表会、卒論提出後(2月初旬)には、卒論発表会を合同で行います。中間発表会・卒論発表会には、3年生も出席し、活発な質疑が行われます。
生涯学習支援について
私たちは、生涯学習(いわゆる一般的な学校以外の場所における学び)を支援し、ネットワークを構築するための共同研究をおこなっています。また、共同で担当する「生涯学習支援」という授業科目では、生涯学習支援の機会を学生にも提供し、共に活動を行っています。
教員が関わっている学習活動
- ・大阪・関西ユネスコスクールネットワーク(ASPnet Osaka, Japan)
- ・留学生のための日本語指導
- ・堺市関連のスポーツボランティア
- ・京田辺シュタイナー学校
- ・オルタナティブ教育についての学習会
- ・冒険遊び場
- ・子どもを対象とする朝食提供プロジェクト
- ・大阪府内の夜間中学 など。
教育福祉学類、教育学合同ゼミ過去の卒業論文タイトル一覧
伊井直比呂ゼミ
2015年度
- ・国際教育協力のあり方一考察~子どもの権利条約をふまえて~
2016年度
- ・外国にルーツを持つ子どもたちの学びの保障について
- ・教員の仕事の質と責任の重さについての考察
- ・現代における若者の幸福感についての一考察
2017年度
- ・フィリピンの教育の実際と日本からの目
- ・フェミニズムとファッションの関係性と学校制服
- ・教員の専門職性についての一考察
西田芳正ゼミ
2015年度
2016年度
- ・若者世代論を考える―ゆとり世代を中心に―
- ・地方都市から大都市へ出た若者の経験
- ・漫画における女性の恋愛スタイルについて
2017年度
- ・書く行為の現在と過去―日記に焦点を当てて―
- ・「子どもの貧困」の見えにくさ
- ・スクールカーストからの脱却―オタク大学生の自己肯定感の形成―
- ・〈教育する家族〉研究の死角
- ・子どもにとっての遊びと現代社会
森岡次郎ゼミ
2015年度
- ・大学における「キャリア教育」についての考察―現代社会における若者の雇用問題から考える―
- ・女性と子育てについての考察―家族の歴史と母性概念の観点から―
2016年度
- ・J. S. ミル『自由論』に関する一考察
- ・「意味」に広がる大学―「機能主義」の現実を脱するために―
- ・ピエール・ブルデューの文化資本の再生産論に関する一考察
- ・「つながり」のあり方に関する一考察―多様な価値観を包摂するゆるやかな「つながり」を求めて―
- ・個の意思を生かすために―現在の就職活動において―
2017年度
- ・規範からはじき出されるメカニズム―学校における性規範を通して―
- ・子どもの自己形成についての一考察―「発達」と「生成」の視点から―
- ・人間にとって労働とはなにか―疎外からの解放を目指して―
- ・出生前診断の批判的考察―「内なる優生思想」の克服を目指して―
吉武信二ゼミ
2015年度
- ・コーピング理論を用いた大学生のストレスマネジメントに関する研究
- ・精神的健康を維持するための心理学的アプローチ―レジリエンスとアドラー心理学の観点から―
2016年度
- ・社会的価値観が引き起こす行動変容―大学生の意識調査からみた痩身願望・ダイエット行動―
- ・現代女性の結婚・出産・育児への意識とライフスタイル選択に関する研究
- ・食環境が心身の健康に及ぼす影響
- ・望ましい子育てについての研究~スマホ等デジタルメディアとのかかわりに着目して~
- ・人が走ることに魅了される理由について~陸上競技部に所属する大学生へのアンケート調査より~
2017年度
- ・初等教育現場に求められる教育体制に関する研究―諸外国との比較により日本の課題と展望を考察する
- ・大学生の人生観についての日中比較研究~キャリア観・結婚観に着目して~
吉田敦彦ゼミ
2015年度
- ・学校中心の社会におけるオルタナティブ教育の意義と可能性―公教育との関係性において
- ・インクルーシブ教育をめぐる3つの立場の考察~共生社会の形成に向けて~
2016年度
- 道徳教育における価値明確化理論の意義~価値明確化ワークショップの分析に基づいて~
- 愛着関係と心の安全基地―アダルト・チルドレンの視点から―
2017年度
- ・長期実践型インターンシップがもたらす学びと自己変容―経験者のナラティブ分析から―
- ・自己肯定感が育まれる発達プロセスモデル―他者との関わりに焦点をあてて―
- ・デモクラティックスクールの学びの可能性―自分の生き方を掴む/社会をより良くするために―